たいした用事もないのにメールできるようになった。

ウチも返信にいちいち小躍りしなくなった。
慣れってコワイ。


でも、
顔を見ることができた日は、
もうそれだけで、
ウチを産んでくれたおかあさんに感謝


声が聞きたい、
話がしたい、
そんな贅沢な願いが気持ちの奥底に存在するけど、
いっぺんに叶わなくてもいいねん、って思うのも確か。
いま誰か好きな人はいませんか?
いまお付き合いしてる人はいませんか?
…あえて否定形で聞きたい質問事項が
頭の中でぐるぐるするけど、

ときどき訪れる貴重な話せる数分間にそんなこと聞けない。
長びく梅雨が明けるのを待たずに、
好きになったのは夏の始まり。
そして今は金木犀香る涼やかな秋。
ウチの中に芽生えた感情を、
伝えられないまま息が白くなるのは目に見えてて、
でも、
急がなくてもいいんちゃうかな、とも思う。

まだ、もうすこし、
たわいもないメールにつきあってくれるなら。
これが永遠に続くわけはないのは何となくわかるけど、
まだ、もうすこし、
好きでいたいなと思うから、言えない。



















